小中学生からの無理な練習により、多くの子供達が怪我をしながら練習をしています。
もちろん、アクシデントの要素が強く予防できない怪我があるのも事実です。
しかし、「試合に出られないから」「メンバーから外されてしまうから」強い痛みを我慢しながらのプレーは、どう考えても成長段階の子供達には推奨できません。
これは、僕たちが20年前に体感したものと何も変わっていない状況です。
世界はこんなに変化しているのに、怪我をしたまま無理をして、精神的にもダメージを負い、上手くなりたい気持ちが薄れ、高校や大学でそれまで頑張ってきた種目(スポーツ)を辞めてしまう子は、日本にどれだけいるでしょうか。
プロになれと言っているわけではなく、スポーツ自体が嫌いになったり、苦手意識をもつことで、辞めてしまうのです。
無理をさせるというのは、身体的・精神的の2つに分類できると考えます。
「今勝つこと」にこだわりすぎる指導者
ミスに対するコーチや両親からのプレッシャーへの恐怖心
個人差がとても大きい成長段階で、「今」にフォーカスしすぎないことが大切です。
ストレングスコーチやアスレティックトレーナーからの、今の状態の評価が必要になります。
プレーヤーはコーチ陣と会話で質問すること、発言することが出来ること。
コーチ陣はプレーヤーが行ったこと(自主練・練習・感じたこと)に対してのフィードバックをする。
現代・未来において指導者からの罵声や体罰はプレーヤー数を減少させるだけであり、育てるためには必要ないのです。
Grandeur8 代表 土嶺雄一
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